足の大きさも、小さな癖も。忘れてしまいそうな成長を1冊の本に残すということ。
「10年後には手を握ってくれないだろうし、兄弟2人で遊ぶこともしないかもしれない。だからこそ残したい」
そう語ってくださった前里さんご夫婦。お子さまが2歳・5歳の時から撮影にお越しいただき、毎年、ストーリーブックを欠かさず作り続けてくださっています。
前里さんご一家
前里英一さん、麻代さん、えいたくん、はるまくん
自然体の一瞬と、プロの視点が届けてくれる発見
「この頃はこんなに足が小さかったっけ」「こうやって手を繋いでくれてたっけ」と、親でも忘れてしまうような成長の記録。
よく手を掴んでくる愛おしい癖も、写真として手元に残しておくことで10年後、20年後にも思い出せると、ご夫婦は感じています。
ストーリーブックに入れる写真はお任せなのが気に入っているポイント。
「自分たちにはない視点で『この写真をチョイスするんだ』と発見がある方が逆に嬉しいです。自分たちだと正面やカメラ目線の写真ばかりを選びがちだけど、プロに頼むとフォトグラファーだからこその視点やストーリー性を感じます。足だけ・手だけの写真など、自分では撮らない・選ばない一枚に価値があると思っています」
クッポグラフィーに出会う前は、笑顔の写真にこだわっていたという麻代さん。
ポーズを細かく指示されるのではなく、いつもの家族の様子のままで進んでいく撮影。ある年お子さまのムスッとした表情を見て、スタッフに「この表情も今の年齢でしか撮れない写真です」と言ってもらったことが印象に残っているそう。
「写真は笑顔じゃなくてもいい」「今年はこの表情だった、というのもいい思い出」と腑に落ち、無表情も含めてその年ならではの思い出として残せるようになったといいます。
アナログだからこそ、手元で鮮やかに蘇る記憶
大学で写真学科を専攻していたという英一さん。
今は自分でもたくさん写真を撮れますが、スマートフォンやクラウドにデータとして保存しておくだけだと「後で見ればいい」となってしまい、結局見返すきっかけを逃してしまいがちだといいます。
だからこそ、デジタル化が進む時代であっても、いつでも手に取れるものとして写真を持つ意味を深く感じているそう。
「直接手元で触れられるものだからこそ、ページを開いた瞬間に、当時の情景やエピソードが鮮明に思い出されます」
駒沢公園スタジオに撮影しに行ったときには雨で、みんなで駅から歩いて、おじいちゃんおばあちゃんはタクシーで来たこと。
横浜港北スタジオの庭でシャボン玉を吹きながら撮ってもらったこと。庭の植物が秋になると色が変わることを教えてもらったこと。
子どもが、好きなドラえもんの靴下を履いて撮影に行ったこと。
1冊の本を開くだけで、データの中には閉じ込めきれない、当時の大切な会話や空気が次々と蘇ってきます。
年齢を重ねても、家族で紡ぎ続けていく歴史
「子どもの20歳・成人式まで家族写真を撮り続けることが野望です。これから成長して思春期になっても、その時々の表情や成長を記録していきたいです」と前里さんご夫婦は笑顔で伝えてくださいました。
1冊抜けると寂しさを感じるほど、毎年欠かさずに棚に並んでいくストーリーブックはご家族の歴史そのもの。
お子さまが自分でペラペラとめくって嬉しそうに眺めていることもあるそうです。成長とともに家族の形や表情が変わっていっても、その年ごとの一瞬を写したストーリーブックがあれば、いつでもあの日の愛おしい時間に戻ることができるはずです。
10年後、20年後とお子さまたちが大きくなったとき、このストーリーブックを一緒に囲んで語り合う——そんな未来を楽しみにしながら、これからもご家族ならではの温かいストーリーが紡がれていきます。